上司に聞いた「新人を受け持つ管理職の心構え」とは?

2021年05月10日

5月号のメルマガでは新社会人に向けて社会人2年目の先輩からのアドバイスを掲載しました。
SNSに関するアドバイスが出てくるあたりに、時代を感じますね。

 「新人が先輩や上司の常識に合わせるべき」という考えもありますが、上司からも歩み寄らないと、新人から「上司ガチャでハズレが出た」と言われかねないのが怖いところ。

 そこで「新人を受け持ったときに気を付けていること」を、尊敬する(←ここ大事です)上司に聞いてみました!

 

 写真    (写真:photoAC)

 

【指導編】
・新人さんが入る前に、きちんと指導役を決め、1つのことでも複数の人から違う教わり方をしてしまうことを防ぐ。
・業務マニュアルを作成して指導を行い、業務内容を整理することで、後になって新人さんが自分一人でも確認しやすいようにしている。
・新人さんは「できないことが当たり前」と考え、本人に確認しながら、きっちりと1つ1つ業務を覚えてもらうようにしている。

 

【伝え方編】
・新人さんに「いま忙しいから後にしてほしい」旨を伝えるときは、必ず「あと〇〇分待ってほしい」と具体的に待ち時間を伝える(もちろん、優先順位が高そうな場合には、その場で即答する)。
・業務を覚えてもらうときは、「わからなければ何度でも聞いていい」と伝え、わからないときに安心して聞くことができる状況を作るようにしている。

 

【関わり方編】
・新人さんにできるだけ声をかけるようにし、ほかの社員との会話に混ぜることができるよう問いかけたりしている。
・就業時間外(始業前や終業後など)に、どうしても必要な場合を除き、こちらから仕事の依頼や相談などをしない(オン・オフの切り替えが大事なので)。

 

【意識編】
・上司だから「偉い」というわけではなく、あくまで管理を行う「役割」や「責任」を与えられているに過ぎないことを肝に銘じている。
・まずは「職場に慣れてもらうこと」が大切なので、新人さんの様子や表情などを細かく見るようにしている(楽しそうにしているか、笑顔はみられるかなど)。

 

いかがでしたか?

 

部下が思っている以上に上司はいろいろと考えているものなのですね。

 

マネジメント方法は相手によっても正解が変わるものですが、一例として上司・先輩の皆さんは参考にしてみてくはいかがでしょうか。