今回も経済法令研究会発刊の定期刊行誌3誌の最新情報をご紹介します。
『銀行法務21』では反社会的勢力への対応について、『JA金融法務』では苦情・クレーム対応をテーマに特集記事を組んでいます。『金融・商事判例』でも最新・注目の判例を紹介いたします。
それではまず『銀行法務21 』9月号からご紹介いたします!
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☆おすすめ記事☆
「この1年の金融機関の反社対応を振り返る」
1.生活口座の取扱いとリスク管理
森原憲司法律事務所 弁護士 森原憲司
2. 反社会的勢力対応の態勢整備と取組み
大阪厚生信用金庫 コンプライアンス室 次長 合田洋一
3. 暴力団員の離脱・就労と預金口座取引~暴力団離脱指導の現場から考える~
暴力団離脱指導講師 中林喜代司
4. 特定回収困難債権の買取りについて
預金保険機構 金融業務支援部長 世取山茂
金融庁の反社会的勢力対応に関する「監督指針」や「金融検査マニュアル」の一部改正案がなされてから1年余りが経過しました。各金融機関では各々反社会的勢力への対応について、様々な態勢整備がなされてきたと思います。
本特集では、金融機関を悩ませる生活口座の取扱いや態勢整備といった解説に加え、暴力団を離脱した団員への支援や特定回遊困難債権の買取り状況に関する内容など、幅広く、金融機関の反社対応に関して、解説します。
今一度、反社会的勢力等に対する対応について見直し、本当の意味で反社会的の排除につながる対応とはどのようなものか、見つめ直すきっかけになりましたら幸いです。
『JA金融法務』9月号
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☆ おすすめ記事☆
「特集 満足度アップにつなげる 苦情・クレーム対応」
① 不満足事例から考える対応の具体策
(株式会社 孝翠 人事教育コンサルタント 津久井稲緒)
② ホスピタリティを活かす~交流分析(TA)などを用いた実践方法
(一般社団法人ホスピタリティ機構 理事長 野口幸一)
JAの営業店で起こり得るお客様からの不満足事例を基に、どこに要因があるか、また、どのように対応すればよいかについて具体策を指南する特集。JAバンク相談所の相談と苦情の件数や、全銀協相談所の苦情業務分類統計を基にした苦情・クレームの現状の確認や、お詫びをする際の言葉(フレーズ)の例、苦情・クレーム対応におけるタブーなど幅広く解説しています。また、苦情・クレームへの対応にホスピタリティの考え方を活かし、実践する方法についても採りあげました。
営業店で、本店で、お客様とのやり取りを直接行う担当者はもちろん、管理職にも必読の内容です。
さらに、今月から連載「心の距離を縮める 雑談の魔法」がスタート!
執筆は、プレゼンテーションや雑談の第一人者である株式会社Smart Presen代表取締役新名史典(しんみょうふみのり)氏。今、注目の集まる「雑談」を使ったお客様や職場の仲間とのコミュニケーション力アップ術を伝授します。
『金融・商事判例』8月15日号・9月1日号
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金融・商事判例1472号(2015年8月15日号)、1473号(2015年9月1日号)と会社法に関連する興味深い裁判例を紹介いたしました。
1472号では、東京地裁商事部の裁判例から、某生命保険会社の取締役が出席者の人数分を超えた政治資金パーティー券を購入したことが政治資金規正法で禁止される寄附にあたるか否か、また、その取締役の善管注意義務が争点となった東京地判平成27・5・28を、1473号では、株主提案権の侵害を争点とした東京高判平成27・5・19を掲載しています。
是非ご参考にしてください!