弊社では、国内おける企業のSDGsやESGの取組み状況などを踏まえ、地域金融機関が取り組むべき、取引先のサステナビリティ支援について、重要性を理解し、伴走支援できる人材を育てるために2022年7月から試験を実施しています。
「DXサポート」と同様に「営業店の行職員が取引先のサステナビリティ支援するためのスキル」を問うため、行職員の皆様の実務に役立つ内容が評価され多くの金融機関にご採用をいただいています。
銀行業務検定試験 CBT 「サステナブル経営サポート」試験の概要
1.試験目的
金融機関行職員が主として取引先のサステナビリティを推進し、伴走支援していくうえで必要とされる基礎知識と実務知識についてその習得程度を測定します。
2.実施方式
CBT方式(全国に約300会場ある㈱CBT-SolutionsのCBTテストセンターでのPCによる受験です。受験者は好きな日程・時間での受験が可能です)
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3.出題形式
三答択一式 50問(各2点) 計100点満点
4.合格基準
100点満点中70点以上
5.試験時間
1時間(60分)
6.受験料
4,950円(税込)
7.学習用教材
【問題集】
銀行業務検定試験 CBT実施「サステナブル経営サポート」対策問題集⇒詳細はこちら
【通信講座】
「取引先のサステナブル経営をサポートするコース」⇒詳細はこちら
8.試験範囲
サステナビリティ経営支援の基礎知識 (求められるサステナビリティへの取組み/サステナビリティを巡る国内外の動き/金融機関によるサステナビリティ支援)/取引先のサステナビリティ課題の解決(金融機関が目指すべきもの/取引先のサステナブル経営支援の必要性/取引先のサステナビリティの高め方/金融機関が考えるサステナブル経営支援)
9.サンプル問題
【問1】脱炭素・気候変動をめぐる動きに関する記述について,適切でないものは次のうちどれですか。
⑴ 国連気候変動枠組条約締約国の定例会合(COP)で議決された京都議定書は,一部の先進国について,2020年までに温室効果ガスを削減する数値目標を設定したものである。
⑵ 国連気候変動枠組条約締約国の定例会合(COP)で採択されたパリ協定は,先進国だけでなく,途上国を含めたすべての国・地域に関する,2020年以降の温室効果ガス削減目標を設定したものである。
⑶ パリ協定における温室効果ガスの削減目標は,COPでの議決により定められるものであり,各国が自国の状況にあわせて自主的に定めることは認められていない。
正解:⑶
【問2】サステナブル経営支援における経営者との対話のポイントに関する記述について,適切でないものは次のうちどれですか。
⑴ サステナビリティへの考え方は世代によっても異なり,若い世代では社会課題の解決に関心を持つ層が増え,サステナビリティ経営が人材確保・維持に不可欠であることを理解してもらうことが有効である。
⑵ サステナビリティへの取組みは,リスクや負担が増え,新たなビジネスチャンスにはつながらないものの,社会への貢献として求められているということを理解してもらうことが有効である。
⑶ 経営者が気づいていない社会課題や,経営者が自分の会社に関係ないと思っている社会課題について質問をすることにより,経営者に気づきを与え,意味づけを変えることが有効である。
正解:⑵
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