【2025年度最新版あり】年金・相続・戸籍を正しく知る! 金融実務に使える書籍4選

2025年06月01日

老後資金、年金、相続――
人生の後半に向けて考えておきたい大切なテーマですが、
「難しそう」「まだ先の話」と、つい後回しにしてしまいがちです。

ですが、いざというときに慌てないためには、
“早めに備えること”が、最大の安心につながります。

そこで今月は、シニア世代やシニア世代を親に持つ子世代と対話をする際に役立つ4冊をご紹介します。

 

将来不安に備える【新刊書籍】

年金の仕組み・手続き・試算まで対応!
『ねんきんライフプラン 2025年度版』

年金の仕組みから手続き、医療保険・雇用保険まで、人生設計に役立つ基礎知識を凝縮。

・年金受給に必要なポイントを24項目に厳選して解説
・令和7年度の年金額など最新情報を掲載
・自身の将来を見える化できる「ライフプランシート」付き

 

32ページの小冊子ですが、「年金っていくらもらえるの?」「どう手続きすればいいの?」といった疑問に、自分で整理しながら答えを見つけることができます。

 

【こんな方におすすめ】
✔ 年金の相談を受ける機会のある金融機関職員の方
✔ セカンドライフに備えて制度を学びたい40~60代の方
✔ 家族と年金の話をしやすくするツールが欲しい方

 


B5判 32頁、506 円(税込)
→ 購入はこちら

 

遺言・財産整理の準備に! 相続対策の基本が詰まった実用冊子
『そうぞくライフプラン 2025年度版』

相続の“何から始めればいい?”に応える、頼れる1冊。

・相続対策のポイントを21項目に絞ってわかりやすく解説
・遺言書や遺産分割協議書の文例や書き方のコツを収録
・財産の棚卸しや相続税の目安を整理できる「計算・整理シート」付き

 

「まだうちは大丈夫」「相続は税理士に任せるから…」
――そう思っている方こそ、一度目を通しておくと“全体像”が見えて不安が減ります。

 

【こんな方におすすめ】
✔ 相続に関する初期相談が増えている実務家の方
✔ 親や配偶者との話し合いに備えて、基礎を押さえておきたい方
✔ 家族が困らないように、自分でできる準備をしたい方

 

「もしものときに家族で揉めないために、
親の“気持ち”を、ちゃんと聞くチャンスをつくりませんか?」
子供世代へのアプローチにも使えます。


B5判 32頁、506 円(税込)
→ 購入はこちら

 

ねんきんライフプランが「将来の収入と暮らしの備え」なら、
そうぞくライフプランは「財産の引き継ぎと家族の安心の備え」。

どちらも個人の人生設計と、家族との対話を支える実用書です。
お客さま対応やご自身の整理用としても、手元に1冊置いておきたい実務ガイドです。

 

相続手続きで失敗しないための【おすすめ書籍】

相続だけじゃない! 結婚・離婚、人探しや空き家対策にも使える
『戸籍の見方・読み方【第2版】』

戸籍は、相続や家族関係の確認、財産管理において欠かせない情報源ですが、実際に「読める」「正しく理解できる」人は意外と少ないのが現状です。

 

本書は、戸籍の読み解きに必要な知識と視点を、60点以上の図解と実物見本でわかりやすく解説した実務ガイドです。

・実物見本+図解を60点以上収録! 見ながら学べる構成
・B5判サイズで旧字・旧仮名もクッキリ! 細かい字も読みやすい
・広域交付制度/氏名振り仮名法制化など、法改正に対応済み
・相続、遺言、手続きで実務対応する方に最適

 

【こんな方におすすめ】
✔ 相続関連の窓口対応や確認業務を担当する金融機関職員の方
✔ 戸籍の取得や読み取りに不安がある方
✔ お客さまやご家族との「戸籍」に関するやりとりが増えてきた方

 

正確さが求められる現場で安心して使える1冊です!


B5判 120頁、1,100 円(税込)
→ 購入はこちら
→ Amazonでの購入はこちら

 

相続対応でご遺族を傷つけない接遇がわかる!
『金融機関行職員の 相続対応とグリーフケア~心を込めた接遇のために~』

相続手続きを受け付ける――
それは金融機関の大切な役割のひとつです。

けれど、その相手は「家族を亡くしたばかりの方」であることが少なくありません。
書類の説明はできても、「どんな声かけをすればいいのか」「黙って見守るべきか話しかけるべきか」……現場で悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときにぜひ読んでいただきたいのが、
『金融機関行職員の 相続対応とグリーフケア ~心を込めた接遇のために~』です。

 

この本は、相続実務の正確な知識だけでなく、“グリーフ(喪失の悲しみ)”を抱えるお客さまへの対応のあり方を、実例とともに解説した、これまでにない実務書です。

・ご遺族の心理状態や反応を理解し、“傷つけない接遇”ができるようになる
・どんな言葉をかければよいか、対話形式の接遇例から学べる
・手続きなど“伝え方”の工夫や、対応の一歩先にある信頼構築を知る
・金融機関だけでなく医療業界や福祉業界、保険業界など様々な業界で使える

 

【こんな方におすすめ】
✔ 相続や遺言の手続きを担当している金融機関職員の方
✔ 接遇マナーや顧客応対を指導する立場にある方
✔ ご遺族対応に「なんとなく」で接してきたことに不安を感じている方

 

「お客さまの不安や悲しみに寄り添いながら、適切に手続きを進める」
――この難しさに、真剣に向き合った1冊です。

金融機関だからこそできる、“心を込めた相続対応”のヒントを、ぜひ本書から受け取ってみてください。


A5判 152頁、1,650 円(税込)
→ 購入・試し読みはこちら
→ Amazonでの購入はこちら

 


人生の後半にかかわる制度や手続きは、知っているだけで不安が減り、
話し合えるだけで家族との絆が深まります。

今回ご紹介した4冊は、それぞれが【制度を理解する】【備えを進める】【正確に読み解く】【心に寄り添う】という視点から、金融の現場やご自身の暮らしの中で役立つ“実用の知恵”をお届けする1冊です。

年金、相続、戸籍、そして遺族対応。
どれも「いつか」ではなく、「そろそろ考えておきたい」テーマかもしれません。

一つでも気になるテーマがあれば、まずは手に取ってみてください。
日々の対話や提案の場で、そしてご自身やご家族の将来の安心のために、きっと役立つはずです。

 

 

 関連教材

 

『ケースで学ぶ 金融機関のグリーフケア -ご遺族に寄り添う対応-』

ご遺族の気持ちに寄り添いサポートする「グリーフケア」。相続対応の身近な事例を通し、グリーフケアを活かしたより良い接遇についてをドラマ形式の動画で学べます。日本グリーフケアギフト協会代表理事の加藤美千代氏監修で、弔意を示す表情や口調にこだわった模範例を収録しています。
→ 詳細はこちら
→ サンプル動画はこちら

 

『グリーフケア・リテラシー検定試験』

ご遺族と接する職種や業界、企業、団体に従事するすべての方を対象に、グリーフケアの基本と考え方、遺族審理、ご遺族が行う様々な手続き、望ましい接遇応対など、実践に活かす知識を深めることを目的としています。
→ 詳細はこちら

 

『シニア世代のお客さまと信頼関係を築くための対応力向上コース』

シニア世代のお客さまが抱える課題の解決や様々なニーズにお応えし信頼関係を築くために、高齢者を理解する上で必須となるジェロントロジーの知識や高齢者取引に関する法律・制度などの理解を深めるための通信講座です。
→ 詳細はこちら